ニューラルネットワークがサーキットで限界走行に挑む

人工知能の応用範囲は多岐にわたっていて、一般的に知られているものの代表格といってもいいジャンルに「自動運転」があるのではないだろうか。

道交法の範囲で、また制限速度の範囲内において、自動運転を目指す各社はそれなりにすでに成果を上げていて、我々が老後を迎えるころには人間が実際に運転するには厳しい制限がかけられるか、高い維持費用を払うかしないと出来ないようなことになっていてもおかしくない。

人工知能が我々の社会に変革をもたらすことはもう疑いようがない段階に来ていることに異論を挟む人はいないだろう。

トピックとして、人間に未だ挑戦しないといけない領域として、サーキットにおける限界走行(タイヤが滑ってしまう、ブレーキが効かなくなるほどのスピードで走ること)ではいまだにレーシングドライバーには及ばないようだが、真面目にこれらに学術的に取り組んでいる論文がある。

自動運転車AIがチャンピオンレーサーと対決
https://jp.techcrunch.com/2019/04/01/2019-03-27-this-self-driving-ai-faced-off-against-an-champion-racer-kind-of/

(論文)
Neural network vehicle models for high-performance automated driving
http://robotics.sciencemag.org/content/4/28/eaaw1975

そして、こうした人工知能が果てしなく広げていく領域が、倫理やガバナンスに及ぼす影響を真剣に案じている人たちの研究も進んでおり、人類の進歩を目の当たりにできる時代に生きていることの喜びを感じる。

人工知能の応用における倫理やガバナンス
https://joi.ito.com/jp/archives/2019/04/02/005686.html

意外なほど簡単にこれら人工知能の動きを試すことが出来る時代にもなっているので、次回はみなさんの身の回りで実際に活躍していて、すぐ試せる事例をご紹介したい。

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